FC2ブログ

第68回 日本ユネスコ運動全国大会in 高松

朝晩と涼しくなりましたが、日中はまだ日差しが強いですね。
さて、先日香川県は高松で開催された第68回日本ユネスコ運動全国大会に行ってまいりました。

IMG_0460.jpg


オープニングは地元出身の音楽家小松玲子氏による香川県でとれる鉱石サヌカイトを使った楽器「SOU」での演奏。世界でひとつしかない楽器だそうです。鉄琴の音色を高くしてさらに響きが加わったような幻想的な音色でした。大震災の被災者への思いを込めて作られた曲などを演奏されました。

開会式で主催者の挨拶があり、会長からはアメリカ政府がユネスコ本部への分担金の凍結を行うことでユネスコ全体の財政状況が悪化し、思うように事業を行えないとのこと。
しかし、ユネスコとして未来の地球を担う子どもたちへの援助は政治の犠牲となってはいけない。
本会からも米大統領に手紙を送り、ユネスコ活動への理解をしてもらおうという呼びかけもありました。

俳人の黛まどか氏による基調講演は「東日本大震災を通して見た日本人の美徳」がテーマでした。
東日本大震災時に世界で賞賛された日本人の秩序ある行動と、他人を思いやる心などの根本となっているのは、古来から日本人は自然と共に生きているという独特の自然観にある、とのこと。それは俳句を通して自然を詠みこむ文化にも端緒に現れており、わずか十七文字の言葉、余計な言葉をそぎ落とした引き算による美意識があります。それは欧米の足し算、全てを言葉で表現しようとする文化とは異なり、短い言葉から生まれるその空白を想像する文化です。そこから背景を探ることが、日本人の思いやりの気持ちにつながります。震災という自然の驚異も恨まず受け入れ、そしてまた明日も自然と共に生きていこうという日本人の美意識はモノや情報に溢れる現代社会において忘れ去ってはいけない心の文化だということを強調されました。

他に、新田恭子氏 平野啓子氏 本広克行氏による鼎談「私たちができる平和への提言」や、16日は「外国人からみた平和とは何か」などのプログラムが実施され、「平和」や「わたしたちにいまできることとは何か」を深く考えさせられました。

IMG_0454.jpg

スポンサーサイト



プロフィール

飛鳥・橿原ユネスコ協会

Author:飛鳥・橿原ユネスコ協会

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR